"拙い傷"

拙い肌 幼く
こうしてたって 崩れそう
貴方の温い手の中にいれば
張りつめた肩も 息が出来る

潔い風の鳴る音を覚えた
この肌も
剥きだしの足は守れず傷をつける
どうか守っていて

喜び憂いで見えなくなる
視界もその声がひき上げる

潔い風の鳴る音を覚えた
白い肌
貴方の声を身に纏い
私は生きてゆく
地にもつかないこの傷だらけの
足を貴方だけは愛して

今以上強い光の中も
歩いてゆく
貴方が変わらずにいるなら

差しのべられたその手には
素直に委ねた弱い肌
潔い風の鳴る音は
手にあふれたってきっと
剥きだしの足は守れず
傷をつけて赤い血に滲むわ

拙い傷を愛して


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